●238　妙なる音　たえなるおと　〇つきはさゆるかたののさとの

　表題：妙なる音
　読み：たえなるおと

　収録：(A)昭和實科女子音樂教科書 巻之3 永井幸次,田中銀之助編 大阪音樂學校樂友會 1932(S.7).9.25=初/1933(S.8).12.25=修正再版 ◎Copy=(K10)

　記譜：単声（伴奏なし）　ニ長調　3/4

　インチピット：ミソファミファ｜ソミド｜ドレドシラソファ

　曲：モーツァルト，ヴォルフガング・アマデウス(Mozart, Wolfgang Amadeus)(1756-1791)[オーストリア]
　編曲：田中銀之助(1873-1935)
　詞：犬童球渓

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［詞］　※昭和實科女子音樂教科書より

１．月は冴ゆる片野（かたの）の里の　家より洩るゝか小琴（をごと）の調べは
　　むせび泣きて憂ひて歎きて
　　あゝ誰（た）れに聞けよの　あはれ誰（た）れの調べか

２．燈（ともしび）もるゝ木立の中の　家よりひびくかピアノの調べは
　　續きて絶えて怒りて和（なご）みて
　　あゝ誰（た）れに聞けよの　あはれ誰（た）れの調べか

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